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HERP求人票作成ガイド- はじめに

「本ガイドの目的」「ペルソナ設定について」「ベンチマーク他社の設定について」をまとめています

求人票は単なる条件の羅列ではなく、労働市場に向けた「マーケティングツール」そのものです。求人票作成を単なる事務作業ではなく、採用成功につなげるために本ガイドをご活用ください。

有効応募数の増加(魅力の提示)

貴社独自の強みやベネフィットを正しく訴求し、競合ひしめく市場で貴社求人を「選ばれる求人」へ転換します。

採用率の向上・ミスマッチ防止(共感と合意)

貴社の実態に即した業務内容や企業のリアルな課題・価値観を伝えることで、入社後の活躍まで見据えたマッチングを生み出します。


ペルソナ設定とは、自社が求める「理想の人物像」を、スキルだけでなく、その人の価値観、キャリアの悩み、転職の動機にいたるまで、実在する一人の人間レベルにまで具体化することです。

「ターゲット像」をあいまいに広く捉えるのではなく、あえて細かい設定にまで絞り込むのには、以下の重要な理由があります。

すべての求職者に好印象を持ってもらおうと作成した求人は、無難な求人に留まり、結果として誰からも選ばれない求人になってしまいます。ターゲットを明確に絞り込むからこそ、競合他社に負けない「自社ならではの強み」をターゲットにアピールできます。

ペルソナの興味関心、今置かれている環境や悩みなどを具体的に想像して求人票に落とし込むことで、求職者は「自分のことが書かれている」と感じます。これが、貴社の欲しい人材からの熱量の高い応募を集める近道となります。

自社が欲しい人材を言語化することで、人事と現場の面接官の間で「どんな人を採用するのか」の基準が一致します。結果として、選考のブレや入社後の早期離職を未然に防ぐことができます。

自社が採用したい人材をゼロから考えるのは難しいため、「実在する身近な人」をベースに言語化するのが一番の近道です。

自社で活躍しているメンバーや、過去の面接で「ぜひ採用したかった」という実在の人物を具体的に選びます。

その人が「前職でどんな壁にぶつかっていたか」「転職で何を叶えたかったか(裁量、スキルアップ、働き方など)」を、社員本人へのヒアリングや、過去の面接記録から書き出します。

自社の魅力を網羅的に洗い出す必要はなく、ステップ2で挙げた「その人の悩み」を解決できる自社ならではのベネフィットを絞り込みます。

以下のポイントを参考にペルソナ設定を進めてみましょう。

カテゴリ

項目

基本属性

年代 / 居住地 / 最終学歴・専攻 / 家族構成 など

キャリア・スキル

職務経験 / 実績 / スキル(業務スキル・ヒューマンスキル・スタンス)

価値観・動機

現在の不満・悩み / 転職のきっかけ・仕事観 / 選社軸 / 理想の職場環境・仕事内容


求職者は、貴社の求人だけを見て応募を決めるわけではありません。「他社の求人と見比べながら」検討しています。

ベンチマーク他社を定めて自社と比較するべき理由は以下の2点です。

自社の「本当の強み(勝てるポイント)」が分かるから

自社求人しか見ずに求人の強みを考えても、自社ならではの強みを見つけることは困難です。他社の求人と比べることで初めて、「他社はこう書いているが、自社ならここまで提示できる」という本当に求職者に刺さる自社だからこその強みが見えてきます。

ライバル他社に勝つため

特に優秀な人材は、複数の会社から内定をもらいます。自社が採用したい候補者は他社でも同じように採用したいと思っているということです。あらかじめ「候補者が自社と並行して受けていそうな他社」の条件や打ち出し方を把握しておくことで、求人票の段階から先回りして差別化し、対策を打つことができます。

もし、どんな会社をベンチマーク他社に設定すればいいか分からないという場合は、以下の3つの視点を参考にそれぞれ1社ずつピックアップしてみましょう。

自社の既存社員(特に最近入社した人)に、「うちを受けるとき、他にどこの会社と迷っていた?」と聞いてみてください。そこに名前が挙がった会社こそが、最もリアルな比較対象です。

事業内容が違っても、「同じ職種(例:営業、エンジニア、人事など)」で募集をかけている会社は、求職者が検索画面で並べたときに、横並びになる会社です。中でも「同じくらいの企業規模・エリア・年収帯」の会社を選びます。

同業他社や、ターゲットとする顧客層が似ている会社です。求職者が「この業界、このビジネスに関わりたい」と考えたときに、必ず比較対象になる会社です。中でも2同様に「同じくらいの企業規模・エリア・年収帯」の会社が適切です。

ベンチマーク他社を3社ほど定めたら、その会社の求人票を実際に検索して目を通してみましょう。「他社がアピールしていない、自社ならではの魅力やベネフィット」が1つでも見つかれば、それを求人票の中で強調するだけで一気に「強い」求人に変わります。